ゲーム会社で働く人の業界分析

ゲーム会社で働く人材として気になったことを独自に分析していきます。

中国スマホアプリ市場の全貌と驚きのシェア 〜中国vs日本vsアメリカ〜

f:id:kazuaki10sawaki:20151208193201j:plain

一昨日、リリースした

yu-kujo.hateblo.jp

こちらは、相当な反響をいただきました。

日本のスマホアプリを牽引される企業の方々のみならず、海外の方からもいいね!やシェアを頂きました。ありがとうございました。

 

今後とも独自の分析を行っていこうと励みになりました。

 

今回は、表題の通り

中国のトップセールス50位のジャンル別シェア

を算出いたしました。それでは、どうぞ。

f:id:kazuaki10sawaki:20151208195321j:plain 

※・AppGraphyの2015/12/4 10:21時点(米国)、2015/12/4 16:30時点(日本)、2015/12/7 22:42時点(中国)のランキングを参照    日本のランキング[総合] | AppGraphy(アップグラフィー)

  ・米国はGAMEとGAMBLEを分類

  ・SNW(ソーシャルネットワーキング):LINE,ポケコロ,Skype,LinkedIn等を分類。

  ・MATCHING=出会い系

  ・音楽系アプリはMUSICに分類(Spotify, Radio系, Piano系, 歌アプリ系)

・中国に関しては、セールス50位以内アプリをリリースする2大企業のシェア表示

 

<分析結果>

中国のスマホアプリ市場は、日本の構造と非常に類似

・ゲームが92%を占める(日本と全く同じ)

・BOOK→VIDEOに置き換わっている(日本:漫画人気が伺える、国民性)

Tencentが Sales Top 50のアプリのうち42%を占める(驚愕の数字)

Tencent网易移の2社で54%市場の過半数を占拠

 

中国のスマホアプリ市場は日本と類似し、ゲームがほとんどを占めていたが、ゲームアプリ自体は自国の企業がリリースしているタイトルが人気であった。日本からは乖離性ミリオンアーサーが現地企業から、SuperCellが2タイトルが出ているのみと非常に排他的であることがうかがえた。

 

今後成長すると言われる中国スマホアプリ市場に海外企業が参入するには、中々の努力が必要そうである。今後の動向に注目したい。

中国2大企業がこのままのシェアを保ちつつ成長するととんでもないことになりそうだ、、、、

 

今回の分析から、アジアと欧米に差が出そうな感じがしたので次回は『イギリス』を題材に取り上げたいと思います。そして、欧米vsアジアの情報も掲載致します。

その次は、気になる韓国、インドネシア、インド、、、かな〜と考えていますが未定。

乞うご期待。

  

KAZ

 

(参考資料)

f:id:kazuaki10sawaki:20151208194400j:plain